「エキナセア」について
ネイティブアメリカンのハーブ
北アメリカ原産のキク科の植物で、夏から秋にかけて紫色の花を咲かせます。
エキナセアの名前は、花の中心部がトゲトゲしていてハリネズミのように見えることから
ギリシャ語のハリネズミを意味する「ECHINOS」(エキノス)が由来とされています。
エキナセアはアメリカの先住民が大切に使っていたハーブで、
「ネイティブアメリカンのハーブ」と呼ばれています。
鎮痛や免疫を高める効果を持つ治療薬「薬草」として、傷の手当てや咳止めなどに使ってきました。
先住民たちは傷を負った動物がエキナセアを食べるのを見て、
このハーブに鎮痛作用があることを知ったといわれています。
欧州では伝統生薬製剤の欧州司令に従い、医薬品にもなっています。
「免疫力を高めるハーブ」として、現在は広く知られています。
アーユルヴェーダからの観点
エキナセアは、血液とリンパの強力なデトックス作用があるハーブと
アーユルヴェーダではいわれています。
天然の抗生物質としての働きがあり、体内の解毒を促します。
白血球の働きを促進させて、膿や身体の腐敗を阻止します。
■「アーマ」を流す
アーマは知らないうちに身体に溜まっていく未消化物のこと。
エキナセアはその強力なデトックス作用により、
アーマを流すハーブといわれています。
良いと思って摂取しても、未消化のものが身体に溜まり続けたらそれは悪いものになってしまう、
というのがアーユルヴェーダの考え方です。
アーユルヴェーダでは、何かを足すのではなく、引き算をしていくのが重要と考えます。
基本データ
名前・・・・エキナセア
英名・・・・ECHINACEA
和名・・・・ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)
科名・・・・キク科
使用部位・・花、根、種子
抽出方法・・浸出法
香り・・・・草木の香り
産地・・・・北アメリカなど
ハーブ「エキナセア」
ハーブとしての【作用・効果・効能】
■作用
・抗ウイルス作用
・抗菌作用
・免疫賦活作用
・消炎作用
・創傷治癒作用
・抗酸化作用
・整腸作用
■効果・効能
・ニキビ、湿疹
・インフルエンザ
・風邪
・ヘルペス
・傷
・尿路感染症
・カンジダ症
・下痢
抗ウイルス作用や抗感染作用があるため、風邪やインフルエンザの予防、
ヘルペスやカンジダ症などの感染症予防に役立つといわれています。
また、花粉症にも効果的です。
整腸作用により、下痢の症状にもよいといわれています。
創傷治癒作用により治りにくい傷にも効果を発揮するので、外用としても使用されています。
サプリメントやハーブティーなどの原料によく使用されています。
ハーブ:おすすめの使い方
■ハーブティー
エキナセア単体でも楽しめますが、ブレンドをして効果をより高めるのもおすすめです。
「おすすめブレンド」
免疫力を高めたい=ローズヒップとブレンドがおすすめ
ビタミンCが豊富に摂取でき、免疫力アップが期待できます。
抗ウイルス作用があり、風邪やインフルエンザの予防や引きはじめに効果的です。
疲労回復したい=ジンジャーとブレンドがおすすめ
身体を温める効果もあり、疲労回復におすすめ。
殺菌作用を高めたい=ペパーミントとブレンドがおすすめ
ペパーミントにも殺菌作用があり、相乗効果を期待できます。
のどが痛いときにおすすめです。
<用意するもの(1杯分)>
・エキナセア:小さじ山盛り1杯程度(またはティーバッグのもの)
・熱湯:カップ1杯分
・ポットとカップ
<作り方>
①温めておいたポットにエキナセアを入れる
②熱湯を注ぎ、蓋をして3分〜5分程度蒸らしてお好みの濃さになったら完成
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