「ブラフミー」について
アーユルヴェーダで最も重要な「若返りのハーブ」
ブラフミーは古くからアーユルヴェーダやハーブ医療で使われてきました。
ゴツコラ、ツボクサなど多くの呼び名を持ちます。
その歴史は約5000年以上前からととても古く、「長寿のハーブ」として現代でも広く使われています。
ブラフミーは静脈や毛細血管が強くなり、血行を良くする効果があります。
神経系を正常に保ち記憶力や集中力の向上や学習能力の向上を促すことから、
神経や脳細胞を活性化するハーブとされています。
上記の効果により、
アーユルヴェーダでは最も重要な「若返りのハーブ」の位置付けです。
高い効果が確認されているからこそ廃れる事なく、
5000年以上も愛用されている貴重なハーブであるといえます。
近年ではWHO(世界保健機構)がブラフミーを
「21世紀の驚異的薬草」として重要な薬草リストに加えたことから、
広く世界中から注目を浴びるハーブとなっています。
さまざまな呼び名を持つ「ブラフミー」
現代ではブラフミーは世界各地で使われており、各地でさまざまな呼び名を持っています。
・アジアチカ
・インディアンペニーワート
・ゴツコラ
・ゴトウコーラ
・セキセツソウ
・タイガーハーブ
・タラペトラカ
・バイブアボック
・ペガガ
・ブラフミー
・マンドゥーカパルニー
ブラフミーには「ブラフマンの知恵をもたらす」という意味があります。
ブラフマンは、「宇宙原理を支配する根源」のこと。
中国では霊性の高い植物として「奇跡の不老不死薬」のひとつにもなっているそうです。
瞑想のためのハーブ
ヒマラヤではヨーガ行者が瞑想前に焚くハーブといわれています。
第7チャクラのサハスラーラ・チャクラの活性化を促し、
右脳と左脳のバランスを整えます。
・瞑想の前
・気分を和らげたいとき
・集中したいとき
・深く物事を突き詰めたいとき
牛乳を使ってチャイのように抽出して飲んだり、
そのままブラフミーティーとして飲んだりすると良いでしょう。
アーユルヴェーダからの観点
全てのハーブの中で「霊性」と「サットヴァ性(純粋な質)」が最も高いとされています。
ピッタに対して強壮作用と若返り作用があり、
神経を鎮める効果もあるのでピッタを抑え、
余分なカパを減らすとされています。
基本データ
名前・・・・ブラフミー、ゴツコラ、センテラなど
英名・・・・BRAHMI、GOTU KOLA、CENTELLAなど
和名・・・・ツボクサ
科名・・・・セリ科
使用部位・・地上部
グナ・・・・(属性)軽性
ラサ・・・・(味)苦味
香り・・・・草系のフレッシュで少し刺激のある香り
産地・・・・インド、インドネシア、中国など
ハーブ「ブラフミー」

ハーブとしての【作用・効果・効能】
■作用
・血行促進作用
・解熱作用
・抗炎症作用
・抗菌作用
・抗酸化作用
・創傷治癒作用
・鎮静作用
・利尿作用
■効果・効能
・肝炎
・記憶力、集中力、認知力を上げる
・しみ
・神経系や脳細胞活性化
・静脈障害
・ストレスや抑うつ
・高血圧
・デトックス
・ニキビ
・反射神経改善
・冷えや肩こり改善
・皮膚の潰瘍
・火傷
・リウマチ
・リラックス
ブラフミーは神経系や脳細胞を活性化する働きがあり、強壮剤として使われています。
思考が明晰になり、記憶力も高まることから高齢者にも用いられることも多いハーブです。
このことにより、老化や老衰を遅らせる効果も期待されています。
血行促進作用により、冷えや肩こりの改善にも役立ちます。
免疫機能を高め、体内を浄化するといわれています。
抗酸化作用が強く、抗炎症作用や利尿作用があり、
デトックスハーブとしても効果があるとされています。
毛髪や爪の健康、肌の美容効果から、多くの化粧品にも使われています。
このように、ブラフミーには非常に多くの効果が期待されています。
ハーブ:おすすめの使い方
■ハーブティー
中枢神経を刺激して、脳活性化させて集中力や記憶力をアップさせる効果があります。
集中したい時におすすめです。
また、リラックス作用もあるので就寝前にも最適です。
<用意するもの(1杯分)>
・ドライブラフミー:小さじ2杯(またはティーバッグのもの)
・熱湯:カップ1杯分
・ポットとカップ
<作り方>
①温めておいたポットにドライブラフミー(またはティーバッグ)を入れる
②熱湯を注ぎ、蓋をして5分程度蒸らして好みの濃さになったら完成
■チャイ風ブラフミーティー
牛乳で煮出してチャイ風にするのもおすすめです、リラックス効果が期待できます。
<用意するもの(1杯分)>
・ブラフミーティーバッグ(またはドライブラフミー:小さじ2杯)
・牛乳:カップ1杯分
・お鍋とカップ
<作り方>
①お鍋に牛乳とティーバッグ(またはドライのもの)を入れ弱火で煮出します
②好みの濃さになったら完成
③茶葉をそのまま入れた場合は濾しながらカップに入れます
■料理などに
お手軽なティーバッグを使えば、アーユルヴェーダ食が簡単に作れます。
朝食におすすめのお粥
白米とブラフミーティーバッグを一緒に煮込みます。
お好みでお出汁を入れたり、味付けをしても良いでしょう。
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