瞑想の哲学①「ヤマ」と「ニヤマ」

Meditation 瞑想

瞑想の八支則「ヤマ」「ニヤマ」

瞑想という純粋な教えは、当時書物がなかったため口頭で少しずつ広がりました。
博学なパタンジャリは瞑想と自然で純粋、そして精神的な教えの一部を、まとめて世の中の人に広めたいと願いました。
そして「ヨーガ・スートラ」と言う本が完成します。(紀元前400年頃に記述されました)


この本では八支則(アシュタンガ)と言われる8つの段階が説かれています。瞑想とヨーガを深めるために踏んでいくべきステップで、この8つ(アシュタンガ)の段階に沿って瞑想、ヨーガを学んでいくと近道になります。

また瞑想哲学の基本的な教えにもなります。

その学びを純粋に聡明に理解することで、自分自身はより心身ともに健康で力がみなぎり、人には大きな影響力を与えられ、また自らの力で世界を良く導ける。そんな教えになります。

この中でも最初の「ヤマ」「ニヤマ」は社会的・個人的な行動規範であると言われています。日常生活を送る中でやってはいけない事、やるべき事、心がけが説かれています。日々の生活の中で自分自身と向きあい、また心を乱さない。心をコントロールする練習にもなります。

「ヤマ」「ニヤマ」には私たちが心身ともに健やかに過ごす為のヒントがたくさん詰まっています。 

ヨーガの八支則(アシュタンガ)

(段階を追って学びます)
1:ヤマ(禁戒)
2:ニヤマ(勧戒)
3:アーサナ(坐法)
4:プラーナヤーマ(呼吸、調気法)
5:プラティヤハーラ(感覚の制御)
6:ダーラナー(凝念、集中)
7:ディヤーナ(静慮、瞑想)
8:サマーディ(三昧、悟り、解脱)

8つの段階は、外的と内的のヨーガに分けられます。

1〜5:外的ヨーガ(バヒランガ)=ヨーガの準備段階
6〜8:内的ヨーガ(アンタランガ)=ヨーガの本質段階

「ヤマ」禁戒

八支則の第1段階。
日常生活で行なってはいけない5つの心得。

①アヒムサ:AHIMSA「非暴力、不殺生」
 暴力を振るわない、言葉の暴力、思考の暴力も含む。

②サティヤ:SATYA「正直」 
 自分のエゴや利益を守るための嘘をつかない、正直であるべき。

③アスティーヤ:ASTEYA「不盗」
 物だけでなく、信頼、時間、利益などを盗まない。

④ブラフマチャーリヤ:BRAHMACHARYA「禁欲」
 利己的な欲を満たそうとしない、必要以上に欲する事はしない、エネルギーの無駄使いをしない。

⑤アパリグラハ:APARIGRAHA「不貪」
 貪らない、貪欲にならない。必要以上に物を持たない。

「ニヤマ」勧戒

八支則の第2段階。
日常生活で実践すべき5つの行い。

①シャウチャー:SAUCHA「清浄」
 自分の身体と心を常に清潔に保つこと。身の回りの環境や空間、
 嫉妬や妬み、悪い感情を持たないといった心の清浄を保つことも含まれる。

②サントーシャ:SANTOSHA「知足、満足」  
 今身の回りにあるものに満足すること。所有している物、今置かれている環境、健康状態、
 人間関係、物質的な事柄全てを含む。
 「足りない」という考え方ではなく、既に満たされているという考え方。

③タパス:TAPAS「苦行、自制、規律」
 目の前のことから逃げずに、やるべきことをやる。
 困難なこと難しいことでもチャレンジし、苦難を苦難と思わず乗り越える精神を鍛える。

④スヴァディヤーヤ:SVADHYAYA「読誦、学習」
 経典を読む、自分自身への探求を深め学ぶ。常に学びの心を持ち、全ての物事と接する。
 勉強、追求した内容を智慧のレベルまで深める。

⑤イーシュヴァラプラニダーナ:ISHVARAPRANIDHANA「信仰」
 感謝の気持ち、献身の心を常に持つ。
 良い悪いでは無く、目の前のことを受け入れる気持ちを持つ。
 全ての物を敬愛しそれに基づいた行動をとる。

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コメント

  1. 坂本朋子 より:

    ヤマ ニヤマ なんとなくは知識としてありましたが、こうやって文字を心に刻むと今までの自分の不満だと思っていた事が取るに足らないことだと思えます。乗り越えるべきものと思う 、繰り返しそう思う事にします。

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