瞑想を始める前に知っておくべきこと:Panca Mahabhuta

瞑想について

Panca Mahabhuta (パンチャブータ)

神秘思想は東洋から生まれたものではなく自己の内面から生まれたものです。瞑想、ヨーガのような精神的な訓練法を試みる前に私たちの内側にある基本構成要素を知ること安定させることが非常に大切です。


瞑想、ヨーガの科学ではこれらの構成要素をパンチャブータマハタットワと呼びます。
私たちの身体、自然界、地球、宇宙のすべてはこれら五つの構成要素の相互作用によって生まれたものなのです。

身体の五つの基本構成要素とは?

水 72パーセント

土 12パーセント 

風 6パーセント 

火 4パーセント 

空間、スペース、アーカーシャ

実はこれら五つの構成要素があなたのなかでどのように作用するかによって、すべてのことが決定します。例えば、暴飲暴食、ジャンクフードや油ものを食べたとき胃がムカムカして身体のパフォーマンスや頭の回転が下がったことがあると思います。分子栄養学では食品や水は、思考、感情を司るともいわれています。このように身体の中に何が入るかによっても私たちの考え、選択、行動は非常に大きく影響を受けています。

人体は巧妙にまた微細にできています。構成要素は分子レベルにまで体を分解して見た検知でもあるかもしれません。それよりももっと私たちの科学でも検知できないレベルのものかもしれません。構成要素を浄化することは物質的な性質から自由になることを意味します。
現在は生理的な作用と心理的な作用が、ほとんどの人間を完璧に支配しています。

私たちが生理的作用と呼ぶものは私たちがこれまで蓄積してきたもの。心理的作用と呼ぶものは私たちが記憶として集めたものです。この二つのあいだで自分が誰なのか、自分の存在が本質的に何であるかが、完全に見落とされてしまっています。

またはあなたがまだ経験したことのない次元にアクセスしたい場合。俗にいう神秘的と呼ばれる次元、それにはまず最初に五つの構成要素を浄化することからはじめますこのことにより何が生理的で、何が心理的なのか、そして何が真実であり実在的なのか、ハッキリと区別できるようになります。

近年、水が情報を記憶すると示唆する実質的証拠が示されてきています。

水の周りで起こることはなんらかの形で水分子に蓄積されます。これらは最新の科学では俗に流体コンピュータと呼ばれています。五つの基本構成要素のうち水がもっとも重要なのは身体の72パーセントが水でてきているためです。

私たちが消費する水について十分な注意を払うにはその純度の問題、バクテリアフリーかどうかだけではなく水がどのような容器に保管されているのか、どのように水に接して触れたのか重要になってきます。なぜなら思考、感情、接触が水の分子構造を変化させあなたの体内での作用を大きく変えてしまうことが科学的にも証明されつつあります。

水はただの自然の産物ではなく、命の素材だということ忘れてはいけません。

水は命そのものです。
現在あなたの身体の外にある水をあなたの身体に入れる前はどのように扱っていますか?

できれば金属製の容器、銅か銅の合金でできた容器で保管し、その容器は毎日有機洗剤で洗い匂いや他のものに触れない場所で周囲のものと十分な間隔を空けて、保管してください。

そして水に近づいたときには、容器を手に持ち深い感謝と尊敬の念を送ってください。水は命の源です。このようにして水を飲んだとしたら、私たちの体内では奇跡が起こります。健康と心の平安が自然と生まれてくるでしょう。

土もある種の知性と記憶を持っています。(土と内臓 (微生物がつくる世界) )

あなたがたとえ高層ビルがひしめく大都会に住んでいても、あなたの住んでいる土地と触れ、つながっておくことが重要です。地球の一部であるあなたが住んでいる土地や、土に触れる機会をできる限り作りましょう。毎日、少なくとも数分は素手と素足でしっかりと地球に触れてください。地球に触れることで生理的作用は浄化されていきます。
少なくとも一日数分間は木々に土に触れてください。それこそがあなたの命の基礎なのです。全ての命、あなたや他のすべての生き物はこの地球から産まれました。
地球に触れて生理的システムの乱れを整えてください。

空気 

空気はあなたの身体の基本構成要素の約6パーセントにすぎませんが、あなたの体内でおこる1分1秒の処理を司るもっともダイナミックな構成要素です。

どのような空気を呼吸するかが身体にとって重要なのは言うまでもないですが、どのように意識的に呼吸をするかも、重要なポイントとなっています。特に大都市に住んでいる人たちにとっては空気の質はコントロールできません。

ですから、少なくとも数分間でいいので公園や湖、川のほとりなど、行くことのできる、自然のある場所を歩いてください。特に小さいお子さんがいる場合は遠くはなれて、まだ純粋な自然がある程度残っている場所を歩いてみたり、川で泳いでみたり、自然と触れ、息が弾む運動をしてください。

これは有酸素運動のためだけに行うのではありません。身体が体外の空気と絶え間ない交換が行われると、それを身体の心理的知能が察知します。体内の空気が正常になり生き生きとしてくると、身体の呼吸の仕方さえ変わってくることに気づくはずです。

そしてこのことによって細胞内での交換が起こり、体内の浄化も行われるようになります。
呼吸そのものは身体の空気交換の1.2パーセントにしかすぎず、残りの効力はほかの多くの方法で引き起こされます。ですので、正常な空気の場所で行う重要なことは、ヨガをして呼吸をダイナミックな状態にすることです。激しく運動をする必要はありません、呼吸が深くなるのを確認できれば十分です。

呼吸が深くなる動作を知り、確認できれば十分です。通常より少し深い呼吸を一定時間保ってください。特に成長期の子どもには健全で強い身体を作っていく上で重要になります。もし毎日できない場合は家の中でもできる、シンプルな瞑想、ヨガの呼吸法、ナーディシュッティで呼吸を浄化することができます。

火はあなたの身体の基本構成要素の4パーセントをしめています。

どのような炎があなたのなかで燃えていますか? 欲望の炎ですか? 憎しみ?憤り?怒り?色情? それとも愛?慈愛の炎ですか? もしこれらの炎に気をつけることができれば、肉体的にも精神的にも楽になることができるでしょう。平穏で豊かな状態になります。

一番シンプルな火の浄化方法は、毎日日光を浴びることです。幸いにも日光は汚染することはできません。他の構成要素は全て汚染されていますが、日光は純粋なままなので最大限に活用してください。火を使って浄化するときは藁か、薪のような有機物を油や石油を使わずに燃やしてください。手のひらを炎に向けて、目を開いた状態で、三分間炎に向かって立ちます。その後、炎を背にして背骨をさらしながら、三分間立ちます。浄化されて体の氣が復活する新たな感覚があると思います。

それは内の炎と外の炎を接続して、再燃焼させたからです。東洋で行われる火を使った儀式の技法はここにあるのです。もしこのような火を使った方法が困難な場合は、植物性の油かバターオイルを使ったランプの光をともして、ランプの近くに座ってください。最初はランプに直面して座り、そのあとは、背を向けて座ってください。あなたの中の火の要素が再燃焼し始めます。

空間 虚空

五つ目の基本構成要素で、通常の物質世界を超越した次元にあるのは空間(アーカーシャ)またはエーテル空間と呼ばれているものです。この要素には確かな知性があります。この知性があなたの中でどのように働くかによって、人生の本質が決まっていきます。人生の本質のクオリティーと力がどの程度かは、このアーカシャの知性にアクセスできるかによって決まっています。

通常の物質世界を超越した次元にあるということは、制限がないということです。水も土も空気も火も限られていますが、アカーシャの次元は無限大の可能性を秘めています。もしこの次元に無限にアクセスする方法を見つけられたら、あなたの知覚能力と知性の両方はより発達できるでしょう。

アカーシャの知性にアクセスできる簡単な方法は?

①日の出後、太陽が30度の角度まで登る前に、空を一度見上げて深々とお辞儀をすることです。

②太陽が30度を超えたあともう一度、深々とお辞儀をすることです。

③そして日没後、40分以内にもう一度、空を見上げてお辞儀をしてください。

想像上の神々にお辞儀をしているのではなく、私たちの全てのもの天地を保持してくれている自然、空間(アーカーシャ)、エーテル空間に感謝の念を抱いています。もし、空間(アーカーシャ)があなたの生命エネルギーと円滑に働きあうことができれば、人生は魔法のように動き出すでしょう

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